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-被災された患者様の対応をして、あらためて感じたことは何でしょうか。
(臨床工学技士)
災害対策という点では、常日頃の機械メンテナンスや、訓練などの準備、物品の確保などの重要性をあらためて感じました。
技士としては、万が一の際に電源が入るかわかりませんから、対処方法なども広い範囲で想定しておかなくてはいけません。イレギュラーなことを想定して、何が起きても対応できるように勉強していきたいです。
-想定して準備する。
(臨床工学技士)
代替の方法の準備も必要です。
どういう方法をとれば、全く同じでなくても、ある程度同じようなことが出来るのか考えておかなければなりません。「AがダメならB」という選択肢をシュミレーションしていくのが大事だと思います。
-対応力が求められるのですね。
(臨床工学技士)
はい。
その時、やれる範囲でどれだけ安全に患者様に透析医療が提供できるかは大事になってくると思います。
-朝までの透析治療で、次の日の業務は大変だったでしょうね。
(臨床工学技士)
福島からの患者様を受け入れたからといって、普段から当クリニックにおみえの患者様への医療がおろそかになってはいけません。
より多くの患者様への治療を行うわけですから、機械のメンテナンスにも気を配らなければなりません。
本当に日々の業務の積み重ねが、いざ!という時に力になるのだと思います。
-4月20日には全ての患者様が、無事に地元にお帰りになったそうですね。
(臨床工学技士)
日を追うごとに患者様から笑顔が出てきたので、とても嬉しかったです。
-その後、日々の業務で、より大切にするようになったことはありますか。
(臨床工学技士)
患者様へ安心を提供することの大切さを、より強く感じるようになりました。
もちろん、機械がきちんと動いていて、停電の対処などの機械的なた安心感を提供するというのもあるのですが、言葉の大切さもあるのだなと。
-言葉で伝えることで、より安心していただく。
(臨床工学技士)
患者様から「停電したらどうなるの?」といったご質問をいただきます。それに対して、わかりやすくお伝えすることで安心していただけます。
災害のことだけでなく、全てについて同じことが言えます。日々怠らないように今後も継続していきたいと思います。
-患者様は、さらに安心できますね。今日はありがとうございました。
(臨床工学技士)
こちらこそ、ありがとうございました。
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