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-フットケア指導士という資格をおとりになった理由は何ですか。
(フットケア指導士)
私自身は、足の管理の重要性を知る機会があって勉強してきたのですが、看護師だけで足を守れるわけではありません。
ですから、患者様に足を守るための情報を伝えたかったという想いがありました。そのためには資格取得を通じて勉強するのが良いと思いました。
-どのような勉強をするのですか。
(フットケア指導士)
アセスメントの仕方から始まって、爪や足の手入れ、患者様がご自身でできる予防法、靴の管理なども勉強します。
-靴もですか。
(フットケア指導士)
はい。
予防を含めてのフットケアということで、歩き方なども勉強します。
靴によって、転びやすかったりというのがあります。患者様には運動靴をすすめてますね。ヒールがあるとそれだけ重心の位置がずれてきて、足の裏にタコができやすくなってしまいます。
-クリニックでは、透析治療中に足をみることが多いのですか。
(フットケア指導士)
はい。透析治療が始まって落ち着いてきた頃に足をみさせていただきます。
フットケア中は、患者様ともいろいろなお話ができるのも良い点です。
患者様もリラックスするのか、生活のことなどを気軽にお話してくださいますよ。
-確かに、患者様が笑顔でリラックスされていました。サロンのような雰囲気だと感じました。
(フットケア指導士)
「気持ちいいよ」という患者様もいらっしゃいます。それが目的ではないのですが(笑)
でも、大変な毎日の中でリラックスしてくださるのは嬉しいですね。
-クリニック全体でフットケアを推進している中で課題としていることは何ですか。
(フットケア指導士)
患者様への啓発活動の成果として自己管理の意識が高まっていますし、看護師もケアについては十分な技術が身に付いてきたと思います。
今後は、さらにアセスメント部分の強化をしていきたいと思います。
-合併症対策と同様、アセスメントの充実によって早期発見は可能になりますか。
(フットケア指導士)
可能です。
逆に、せっかく検査をしたのに、先生に報告や確認をしなかったために次の対処が遅れてしまう可能性もあります。足の血流が悪い患者様でしたら、心臓のことにも気を配らなくてはいけないこともあるかもしれません。
意識を高く持って取り組みたいと思います。
-足は健康にとって重要だと聞きます。フットケアが充実しているのは患者様も安心ですね。今日はありがとうございました。
(フットケア指導士)
こちらこそ、ありがとうございました。
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