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「水質管理の取組」 臨床工学技士・中島要さん

(2)極限まで清浄化された透析液があるから、治療の選択が広がる

透析治療において重要な”水質管理”の取組について、臨床工学技士・リーダーの中島要さんにお話しをうかがいました。


-少し前からオンラインHDFという新しい透析治療を耳にするようになりましたが、今まで以上に高いレベルの水質管理が必要なのだそうですね。

(中島さん)
はい。
これまでの血液透析(HD)では、透析液が体内に入ることはありませんでした。
しかし、血液濾過透析(HDF)は、透析液が体内に入ってくる治療方法です。
ですから、より高い水質基準を満たしていなければ血液濾過透析(HDF)は出来ません。

-そうすると、血液透析(HD)は出来るけれども、血液濾過透析(HDF)は出来ないベッドもあるのですか。

(中島さん)
ほのかクリニックの場合は、施設全体が血液濾過透析(HDF)が出来るレベルの水質管理をしていますので、どのベッドでも血液濾過透析(HDF)を行っていただけます。
当院は開院して7年目ですが、血液濾過透析(HDF)の基準を逸脱したことは一度もありません。

-それはすごいですね!

(中島さん)
患者様のお身体のためには、極限まで清浄化された透析液を使用するのが良いので、元々、血液濾過透析(HDF)の基準を満たす水質管理を行っています。
血液透析(HD)でも血液濾過透析(HDF)でも同じ水を使用しています。

-全ての患者様が血液濾過透析(HDF)をしているわけではないのですね。

(中島さん)
はい。
患者様によって、最適な透析治療は様々です。
食欲が無い方や高齢者の方の中には、血液濾過透析(HDF)をすることで体調が悪くなってしまう可能性もあるので、慎重に見極めて治療方法を選択しています。

-新しい治療方法が、必ずしも患者様に最適だとは限らないのですね。

(中島さん)
そうですね。
たとえば、少し昔に開発された積層型のダイアライザーは、今ではあまり使用されていません。
ただし、患者様によっては、炎症を抑えてくれたり、末梢の血管を開いてくれたり、生体に凄く優しい透析治療ができるメリットがあります。
最近のダイアライザーのような高い透析効率では無いのですが、患者様のことを考えると、まだまだメリットがある素晴らしいダイアライザーです。

-患者様お一人お一人のことを考えた治療方法の選択をされているのですね。

(中島さん)
患者様それぞれに最適なものを選択することが大切で、それが臨床工学技士の仕事だと考えています。
一方で、昨年あたりからIHDF(間歇的血液透析濾過)という新しい透析治療方法が学会等で注目されています。
透析治療は日進月歩で進化していますので、患者様のためにも、たくさんの引き出しを持てるように勉強することが重要だと考えています。

-治療の選択ができるのも「極限まで清浄化された透析液があればこそ」なのでしょうね。

(中島さん)
そうですね。
どのような治療であっても「先ずは、安全でなければならない」という大原則があります。
安全を支えているものの1つが水質ですから、水質管理はとても重要な仕事です。

-その高いレベルを「1年365日、ずっと維持する」大変なお仕事なのですね。患者様のために、これからもよろしくお願いします!ありがとうございました。

(中島さん)
頑張ります。ありがとうございました。

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